Britechester大学 #3
『先輩、覚えてます?』
「昨日の晩飯?」
『違いますよ』
「お前のことだから忘れたのかと思って」
『昨夜はオムレツ食べました。…じゃなくてですね。先輩私、先輩に相談したじゃないですか』
「あー…?」
『サークルのことですよ!』
「ああ…」
『実はですね、私今度ディベート・ギルドに見学しに行く予定なんです。先輩もジェナ知ってますよね?そのジェナに誘われちゃって』
「へー」
「お願い?う~ん………覚えてたらな」
『約束ですよ!!』
先輩に無理矢理一緒に行く約束をして貰ってから、私は討論のいろはを事前勉強することにした。
゛………何でこんなことになってるんだろう?“ってたまに頭を過ぎるけど、もうこうなってしまったからにはいざという時の為に勉強してしまうのが私の性でもある。高校生までに染み付いた真面目ちゃんの私が出現してしまうっていうか…。
翌朝。
『おはようございます(モグモグ)』
「おはよ」
大学ラウンジの学食でまた先輩と偶然一緒になった。
『先輩もアボカド・トーストですか?』
「これ美味いよな」
『はい。毎朝これで良いくらいです』
アボカド・トースト、シンプルなんだけどとーっても美味しくてお気に入り。
視線を感じます。
『………』
「………」
知ってるけど、話したことのない人。彼はヘンリー。
彼も同じワイバーン寮の寮生なんです。彼の父親は大病院の院長で、彼も将来お医者様になるそうです。………という噂を聞いたことがあります。私は喋ったこと無いんですけど。
「あら?ケイトじゃない?おはよう」
『お、お、おはよう…!』
ヘンリーに気を取られてたらジェナが来ててすっごくビックリして声がひっくり返ってしまった。
「ねえ、今日これから討論会が8時から広場であるの。先日言ったでしょ?見に来ない?」
『こ、これから!?』
「緊張しなくて良いわ。どんな雰囲気か味わってみて」
『う、うん……!』
…というワケで、思ってたより早くジェナの討論会を見に行くことになった私たち!勿論バーニー先輩も一緒。約束したもんね。
ジェナとヘンリーの討論会が始まりました。
まさに舌戦。
ヘンリーもディベート・ギルドに入ってたんですね!
でも流石はミスBritechester!ジェナは悉くヘンリーの主張をへし折っていきます!
私もジェナみたいになれたら良いのに…って、つい…思っちゃう。
美人で、賢くて、優しくて、明るくて。全てがパーフェクトな女の子。ジェナにも悩みってあるのかな?
『ジェナ、あなたの討論素晴らしかったわ!本当に…凄かった』
「ありがとう。ケイト、あなたも試しに出場してみない?」
『えっ私が?!今?』
「誰でも飛び入り参加出来るのよ。チャレンジしてみなよ!」
「ほら、ヘンリーがあなたの相手してくれるって」
「仕方ないなぁ」
『………うっ………はい………』
まさかの飛び入り参加をしてしまう流れに………。
『先輩?』
「お前なら出来る」
『!』
皆の前に私が立つことになるなんて。本当に怖くて、立ってるだけで足が震えた。
でも、先輩が私なら出来るって応援してくれた。ジェナも私を見てる。ジェナが言うように、私もチャレンジしてみたいって思ったんだよね。我ながら無謀だけど。
ヘンリーは私が題目を選んで良いって言ってくれたから、私が選んだのは【ノームは可愛いか、キモいか】だった。題目を告げた時のヘンリーの顔は、まさに苦虫を嚙み潰したような顔。キモいのね…。
『私はノームは可愛いと思います!』
討論のテクニックなんか、私には無いも等しくて喋ってる間は無我夢中だった。
ノームの可愛さを思いつく限り上げて、逆に何故キモいと思うかを私の専攻してる心理学の観点から分析していった。
まさにこれこそビギナーズラックとでも言うんだろう。
私は初めての討論会でヘンリーに勝利してしまった。信じられない!!
「ケイト、凄いじゃねえか!」
『先輩…私いま疲れ切ってて立てないデス…まだ心臓バクバクしてて』
「やれば出来る奴なんだよ、お前は」
『ありがとうございます』
バーニー先輩、終わったあと真っ先に駆け付けてくれて。先輩も心配だったのかな。喜んでくれるなんて、やっぱり嬉しい。
「ケイト」
『ヘンリー…』
「次は絶対僕が勝つからね。良い?」
『うっ…ハイ…』
【つづく】
という感じで、ついにケイトはディベート・ギルドに入ることになりそうです。
今回ちょーっと残念だったのは、討論会中って衣装が強制的に変わるんですけどジェナの睫毛が外れちゃったこと…(;^ω^)う~~~ん。美女設定なんだから睫毛よ頑張れ!!って言いたくなる感じ(笑)
あと、基本的にポーズ使って無くてシムが自然に動くの撮ってるのでなかなか良い感じの顔に撮れなくて心の中で泣き笑いって感じです(私が)。バーニーとか特にいつも変な顔してる気がして(´;ω;`)イケメンシムジャンルではないけど、もっと多少なりとも格好良く撮ってあげたい…。
それから、今回のニューフェイスはヘンリーです。蝶ネクタイと眼鏡がトレードマークなシムにしたいなと思って作った子でした。身長は皆より若干小さめのぽっちゃり系。生物学専攻してます。ストーリー内でも書きましたが医者の息子で彼も将来はお医者さんになって父親の跡を継ぐつもり。
まだ他にも出したいシムが数名居るので徐々に出番が掴めたら良いなー!と思ってます。
ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました!
「昨日の晩飯?」
『違いますよ』
「お前のことだから忘れたのかと思って」
『昨夜はオムレツ食べました。…じゃなくてですね。先輩私、先輩に相談したじゃないですか』
「あー…?」
『サークルのことですよ!』
「ああ…」
『実はですね、私今度ディベート・ギルドに見学しに行く予定なんです。先輩もジェナ知ってますよね?そのジェナに誘われちゃって』
「へー」
『先輩も私と一緒に行きません?』
「いや、行かない」
『そんなこと言わずに!今度先輩のお願い何でも聞きますから!』
『約束ですよ!!』
先輩に無理矢理一緒に行く約束をして貰ってから、私は討論のいろはを事前勉強することにした。
゛………何でこんなことになってるんだろう?“ってたまに頭を過ぎるけど、もうこうなってしまったからにはいざという時の為に勉強してしまうのが私の性でもある。高校生までに染み付いた真面目ちゃんの私が出現してしまうっていうか…。
翌朝。
『おはようございます(モグモグ)』
「おはよ」
大学ラウンジの学食でまた先輩と偶然一緒になった。
『先輩もアボカド・トーストですか?』
「これ美味いよな」
『はい。毎朝これで良いくらいです』
アボカド・トースト、シンプルなんだけどとーっても美味しくてお気に入り。
視線を感じます。
『………』
「………」
知ってるけど、話したことのない人。彼はヘンリー。
彼も同じワイバーン寮の寮生なんです。彼の父親は大病院の院長で、彼も将来お医者様になるそうです。………という噂を聞いたことがあります。私は喋ったこと無いんですけど。
「あら?ケイトじゃない?おはよう」
『お、お、おはよう…!』
ヘンリーに気を取られてたらジェナが来ててすっごくビックリして声がひっくり返ってしまった。
「ねえ、今日これから討論会が8時から広場であるの。先日言ったでしょ?見に来ない?」
『こ、これから!?』
「緊張しなくて良いわ。どんな雰囲気か味わってみて」
『う、うん……!』
…というワケで、思ってたより早くジェナの討論会を見に行くことになった私たち!勿論バーニー先輩も一緒。約束したもんね。
ジェナとヘンリーの討論会が始まりました。
まさに舌戦。
ヘンリーもディベート・ギルドに入ってたんですね!
でも流石はミスBritechester!ジェナは悉くヘンリーの主張をへし折っていきます!
私もジェナみたいになれたら良いのに…って、つい…思っちゃう。
美人で、賢くて、優しくて、明るくて。全てがパーフェクトな女の子。ジェナにも悩みってあるのかな?
『ジェナ、あなたの討論素晴らしかったわ!本当に…凄かった』
「ありがとう。ケイト、あなたも試しに出場してみない?」
『えっ私が?!今?』
「誰でも飛び入り参加出来るのよ。チャレンジしてみなよ!」
「ほら、ヘンリーがあなたの相手してくれるって」
「仕方ないなぁ」
『………うっ………はい………』
まさかの飛び入り参加をしてしまう流れに………。
『先輩?』
「お前なら出来る」
『!』
皆の前に私が立つことになるなんて。本当に怖くて、立ってるだけで足が震えた。
でも、先輩が私なら出来るって応援してくれた。ジェナも私を見てる。ジェナが言うように、私もチャレンジしてみたいって思ったんだよね。我ながら無謀だけど。
ヘンリーは私が題目を選んで良いって言ってくれたから、私が選んだのは【ノームは可愛いか、キモいか】だった。題目を告げた時のヘンリーの顔は、まさに苦虫を嚙み潰したような顔。キモいのね…。
『私はノームは可愛いと思います!』
討論のテクニックなんか、私には無いも等しくて喋ってる間は無我夢中だった。
ノームの可愛さを思いつく限り上げて、逆に何故キモいと思うかを私の専攻してる心理学の観点から分析していった。
まさにこれこそビギナーズラックとでも言うんだろう。
私は初めての討論会でヘンリーに勝利してしまった。信じられない!!
「ケイト、凄いじゃねえか!」
『先輩…私いま疲れ切ってて立てないデス…まだ心臓バクバクしてて』
「やれば出来る奴なんだよ、お前は」
『ありがとうございます』
バーニー先輩、終わったあと真っ先に駆け付けてくれて。先輩も心配だったのかな。喜んでくれるなんて、やっぱり嬉しい。
「ケイト」
『ヘンリー…』
「次は絶対僕が勝つからね。良い?」
『うっ…ハイ…』
【つづく】
という感じで、ついにケイトはディベート・ギルドに入ることになりそうです。
今回ちょーっと残念だったのは、討論会中って衣装が強制的に変わるんですけどジェナの睫毛が外れちゃったこと…(;^ω^)う~~~ん。美女設定なんだから睫毛よ頑張れ!!って言いたくなる感じ(笑)
あと、基本的にポーズ使って無くてシムが自然に動くの撮ってるのでなかなか良い感じの顔に撮れなくて心の中で泣き笑いって感じです(私が)。バーニーとか特にいつも変な顔してる気がして(´;ω;`)イケメンシムジャンルではないけど、もっと多少なりとも格好良く撮ってあげたい…。
それから、今回のニューフェイスはヘンリーです。蝶ネクタイと眼鏡がトレードマークなシムにしたいなと思って作った子でした。身長は皆より若干小さめのぽっちゃり系。生物学専攻してます。ストーリー内でも書きましたが医者の息子で彼も将来はお医者さんになって父親の跡を継ぐつもり。
まだ他にも出したいシムが数名居るので徐々に出番が掴めたら良いなー!と思ってます。
ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました!
Britechester大学 #3
Reviewed by 青山
on
1月 24, 2020
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