Britechester大学 #4
『バーニー先輩のお願いって本当にココで良かったんですか?』
先日、先輩に討論会に一緒に行って貰う代わりに先輩のお願い何でも聞く!って約束した件。
先輩に”私に何して欲しいですか?”って尋ねてみたら、なんと!先輩は最近出来たばかりの遊園地に行くこと、だって!!
何をお願いされるのか分かんないから恐る恐る聞いてみたらこ~んな簡単なことだったから拍子抜けしちゃった。てっきり無理難題でも吹っ掛けられるのかと…!
『私もっと大変なコトお願いされるんじゃないかって思ってた』
「あ、そう?…つーか、別に討論会一緒に行ってやったのだって大したことじゃないしな」
『先輩って意外と優しいですね』
「意外と…?」
実はこの遊園地、私も一度行ってみたかったんだよね。
いまうちの大学でもシムスタ映えがするって言ってとても流行ってて。
でも一人じゃこういう場所行ける根性も無いし、一緒に遊園地に行くような友達も居ないし…だから、先輩が遊園地行くぞって言ってくれた時は良い意味でもビックリしちゃった。
もしかして、先輩も行ってみたかったけど行く友達が居なかったから丁度良いから私を誘ったとか?
『てっきり無茶振りでもされるのかと』
「お前の中で俺のイメージ一体どうなってんだよ」
『えー?知りたいです?』
「いや、いい」
『先輩見てみてください!凄い可愛いオモチャがいっぱい!』
「ああいうの集めるタイプ?」
『集めてはないですけど…大抵の女の子は可愛いものが好きなんですよ、ここテストに出るので覚えててくださいね』
「はいはい」
『好きですよ…好きだけどずっと行ってませんでした』
最後に遊園地行ったのって………。
「恋人同士とかで来れてたら良かっただろうけどな、次はちゃんと彼氏と行けるようにしろよ」
『カレシですか~…………そうですネ』
そっかぁ。遊園地だもんね、先輩も彼女と来れた方が良かったよね。
そういうこと想像もしてなかった…。
「…もしかして怖いのか?」
『お化け屋敷だけは私ダメなんです。というワケでムリです。通り過ぎちゃいましょう。通り過ぎるのが賢明ですよ。そんな無駄な情報どこで手に入れたんですか?私には無効ですからね』
ダッ
『ムリです~~~~~~~っ!』
「オイッ!待てって!!!!!」
絶対お化け屋敷に入るもんですか~~~~~!!!!
(あいつマジで走って逃げてったし意外と足速いな!?)
ここまで逃げたら大丈夫でしょう?
えぇ~~~~~?!追いかけて来てる!!
先輩インドア派なのに足速いですね!!!?(偏見)
『ハァッハァッ』
「走ったら危ねえだろ」
『私小さい頃からオバケだけはどうしてもダメなんです』
「何か理由でもあるのか?」
『恥ずかしい話なんですけど、聞いてくれますか?』
「ああ」
『私小さい頃、ベッドの下によくオバケが見えたんです。それが凄く怖かったんです。でも、お母さんは私を夜ベッドに寝かせてから仕事に行く生活してたからオバケが怖くても頼れる人が居なくて。………一種のトラウマですね』
『未だにオバケが怖いなんて、私ヘンですよね。もう大人なのに』
「ヘン、じゃない」
「誰しもトラウマの一つ二つあってもおかしくない。俺が無理に言ったから悪かった」
『先輩………』
『先輩は知らなかったんだから悪く無いデス。まさかこんな過剰反応見せるなんて普通思いませんよ』
「オバケ怖いの克服出来る日が来ると良いな」
『先輩笑ってくれても良いんですよ』
「いや、俺はどっちかと言うと悪かったなと思うタイプ。急に逃げられて焦ったし」
『アハハ…ご心配お掛けしました』
『先輩がパパだったらオバケから守ってくれそうですね、って何言ってんだろ』
「パパ………」
『ちょっと自分で言って笑えました。先輩がパパって…』
「パパじゃなくてせめて兄だろって突っ込むか迷った」
『ふふふ』
「ハハハ」
あの後二人で暫く大笑いした後、また園内をグルグル回った私たちは遊園地を思う存分楽しみました。
次はちゃんと彼氏と行けるように、………かぁ。
【つづく】
今回は遊園地に遊びに行きました。
こちらの遊園地にどうしても遊びに行きたくて(*'-'*)本当に素晴らしい遊園地区画でした!ユキ豹さん素敵な区画のシェアありがとうございます~!!(と、こんな僻地から叫んでいます♡)
先日、先輩に討論会に一緒に行って貰う代わりに先輩のお願い何でも聞く!って約束した件。
先輩に”私に何して欲しいですか?”って尋ねてみたら、なんと!先輩は最近出来たばかりの遊園地に行くこと、だって!!
何をお願いされるのか分かんないから恐る恐る聞いてみたらこ~んな簡単なことだったから拍子抜けしちゃった。てっきり無理難題でも吹っ掛けられるのかと…!
『私もっと大変なコトお願いされるんじゃないかって思ってた』
「あ、そう?…つーか、別に討論会一緒に行ってやったのだって大したことじゃないしな」
『先輩って意外と優しいですね』
「意外と…?」
実はこの遊園地、私も一度行ってみたかったんだよね。
いまうちの大学でもシムスタ映えがするって言ってとても流行ってて。
でも一人じゃこういう場所行ける根性も無いし、一緒に遊園地に行くような友達も居ないし…だから、先輩が遊園地行くぞって言ってくれた時は良い意味でもビックリしちゃった。
もしかして、先輩も行ってみたかったけど行く友達が居なかったから丁度良いから私を誘ったとか?
『てっきり無茶振りでもされるのかと』
「お前の中で俺のイメージ一体どうなってんだよ」
『えー?知りたいです?』
「いや、いい」
『先輩見てみてください!凄い可愛いオモチャがいっぱい!』
「ああいうの集めるタイプ?」
『集めてはないですけど…大抵の女の子は可愛いものが好きなんですよ、ここテストに出るので覚えててくださいね』
「はいはい」
『私そもそも先輩の口から遊園地って単語が出てくるなんて思いませんでした。だって先輩って根っからのインドア派でしょ?』
「まあなー、否定しない。お前は遊園地とか好きそうだよな」
最後に遊園地行ったのって………。
「恋人同士とかで来れてたら良かっただろうけどな、次はちゃんと彼氏と行けるようにしろよ」
『カレシですか~…………そうですネ』
そっかぁ。遊園地だもんね、先輩も彼女と来れた方が良かったよね。
そういうこと想像もしてなかった…。
「おっ!お化け屋敷発見。このお化け屋敷がすげぇ人気らしくて、いつもはもっと行列が出来てるらしいぜ」
『………』
『お化け屋敷だけは私ダメなんです。というワケでムリです。通り過ぎちゃいましょう。通り過ぎるのが賢明ですよ。そんな無駄な情報どこで手に入れたんですか?私には無効ですからね』
「俺のお願い聞いてくれるんじゃなかった?ケイトちゃん」
『………』
『ムリです~~~~~~~っ!』
「オイッ!待てって!!!!!」
絶対お化け屋敷に入るもんですか~~~~~!!!!
(あいつマジで走って逃げてったし意外と足速いな!?)
ここまで逃げたら大丈夫でしょう?
えぇ~~~~~?!追いかけて来てる!!
先輩インドア派なのに足速いですね!!!?(偏見)
『ハァッハァッ』
「走ったら危ねえだろ」
『私ほんとにムリなんですってば………ハァ…ハァ』
「分かった分かった!俺が悪かったって!!」
『ハァ…ハァ…ちょっと疲れましたそこのベンチで休憩して良いですか』
ちょっと走っただけで息が上がっちゃうなんて運動不足の証拠デス…。
「何か理由でもあるのか?」
『恥ずかしい話なんですけど、聞いてくれますか?』
「ああ」
『私小さい頃、ベッドの下によくオバケが見えたんです。それが凄く怖かったんです。でも、お母さんは私を夜ベッドに寝かせてから仕事に行く生活してたからオバケが怖くても頼れる人が居なくて。………一種のトラウマですね』
『未だにオバケが怖いなんて、私ヘンですよね。もう大人なのに』
「ヘン、じゃない」
「誰しもトラウマの一つ二つあってもおかしくない。俺が無理に言ったから悪かった」
『先輩………』
『先輩は知らなかったんだから悪く無いデス。まさかこんな過剰反応見せるなんて普通思いませんよ』
「オバケ怖いの克服出来る日が来ると良いな」
『先輩笑ってくれても良いんですよ』
「いや、俺はどっちかと言うと悪かったなと思うタイプ。急に逃げられて焦ったし」
『アハハ…ご心配お掛けしました』
『先輩がパパだったらオバケから守ってくれそうですね、って何言ってんだろ』
「パパ………」
『ちょっと自分で言って笑えました。先輩がパパって…』
「パパじゃなくてせめて兄だろって突っ込むか迷った」
『ふふふ』
「ハハハ」
あの後二人で暫く大笑いした後、また園内をグルグル回った私たちは遊園地を思う存分楽しみました。
次はちゃんと彼氏と行けるように、………かぁ。
【つづく】
今回は遊園地に遊びに行きました。
こちらの遊園地にどうしても遊びに行きたくて(*'-'*)本当に素晴らしい遊園地区画でした!ユキ豹さん素敵な区画のシェアありがとうございます~!!(と、こんな僻地から叫んでいます♡)
Britechester大学 #4
Reviewed by 青山
on
1月 29, 2020
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